完璧主義による苦しみ。

こんにちは！昨日はバイトの先輩とご飯にいき、充実した1日を送ることができました。

「完璧主義」といわれると、なにをイメージしますか？イメージは各々に任せます。

私は一種の完璧主義です。もっといえば、完璧主義の気質が高い、といえます。

ここからは私の場合は、といった前提でのお話になります。いろんな完璧主義者さんがいると思いますが、そこは割愛させていただきます。

とにかくうまくやりすごさなければならない

いいこでいなければならない

人とは仲良くしなければならない

仕事は手を抜かず一生懸命真面目に取り組まなければならない

私の場合は「〜すべき」とか「〜せねばならない」といった強迫概念に強くとらわれてしまいます。ぼやっとした理想があって、それに従わなければならない。そうでなければならないと思ってしまうんですよね。

そして本来の目的である「楽しむ」とか「充実感を得る」とかそういうことを忘れて、それだけに没頭してしまうんですよね。没頭してしまうというより、それしか考えられなくなる。あ、一緒か。(笑)

しかしプラスの意味での没頭ではありません。義務感に追い込まれた末の没頭なので、他のことを考える余裕がないんですよ。本当にこれってしんどくて。だって気づけずにそれをしなければならない正義感と義務感で自己をなんとか認めて保っているような状況ですから。

もっとひどい状況をあげると、それに対し「いいこと」と評価してくれる人があらわれると、さらにやめられない状況が出来上がります。自分は偉いんだ！と嬉しくなる反面、さらに頑張らざるを得ない状況が出来上がってしまうのです。めっちゃくちゃしんどいけど褒めてくれる人がいるということはこれが正解でこの私のあり方が正しいと思い込んじゃうんですね。

本当はそんなに頑張らなくてもいいのに。

仕事時代、私は泥くさく息抜きなしに営業ノルマの数字と上司からの評価と「できる人間」という理想に追われながら働いていました。それが私にとって全てで、それ以外で私を評価される軸は当時私の中では存在しませんでした。

そして私は評価されてしまいました。周りからいつも「あかのはがんばってる」「あかのは売れてる」「あかのが弱音を吐いたら俺たちの立場がない」といわれてきました。私はがんばるしかなかった。

とあるニュースを今日みました。

昔から専業主婦の母親がろくに家事をしてくれず、洗濯や掃除はもちろん、とにかく出てくる料理がひどい。でき合わせの惣菜や味の薄い味噌汁、最終的には買ってきたコロッケにブロッコリーだけという毎日を過ごした女性のお話。

この女性は母親を反面教師にし、「”ちゃんとした”主婦」を目指そうとしました。仕事をしながらちゃんと掃除も洗濯もこなし、育児もちゃんとこなしながら”手作りの料理を必ず出す”と心がけていました。

するとどうでしょう。全く心に余裕がなくなってしまいました。泣き止まない赤ちゃん、しなければならない家事、仕事に追われる日々、ちゃんとこなしていても旦那は何もいわない。（それが当たり前の光景になっていたのだと思う。）そんな環境の中ひとりで追い込まれていく1人の女性の心境が描かれていて、私はひどく共感して胸が苦しくなりました。

先ほどもいいましたが、私は完璧主義者です。自分を追い込んでしまうタイプです。そしてADHDのせいか、日々の整理整頓や片付けがとにかく苦手です。順序を考えることも容易ではありません。

この女性の記事を読んで脅威を覚えました。「自分もこうなるのではないか」と。

そしてここでひとつ語弊がうまれてほしくないので補足させていただきますが、決して私は精神障害や発達障害もちが子育てをできないといっているわけではありません。あくまで自分がこのニュースを読んで心当たりを覚え、感じたことを記述しているだけですのでその点はご了承いただけると幸いです。

親にも話してないことなのですが、ここでぶっちゃけてしまうと私は今子供がほしいと思っていません。なぜなら育てる自信がないからです。

「そうなったらなんとかなるよ(笑)」と言われるのですが、仕事のときの出来事はやはりトラウマですし、正義感や義務感に追われることは気質上、間違いないと思っています。そして家事が大の苦手な私は自分以外のことを管理するとなると一層恐怖を感じます。

その末、自分のメンタルや身体がまたボロボロになり、子供にまで迷惑をかけると思うとその環境に適応できるだけの自信がないのです。

完璧主義が完璧にできれば話は違ったかもしれませんが、能力の伴わない完璧主義ほど辛いものはないです。いつまでも埋まらないピースを探し続けるのはとても疲れます。

今回はなかなかお見苦しい内容になってしまいましたが、ニュースをよんでショックを受け、その勢いのまま執筆させていただきました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

あなたの毎日に少しでも希望がうまれますように。本日はこれにてサヨナラ〜！