生きてるだけで偉いって、ソレ本当？

こんにちは！なんだか不穏なタイトルですね！

よくSNSで目にするんですよ。

「生きてるだけで偉い」って。

私も人に言うことあるんですけどね。

でもね〜、思っちゃうわけ。

本当に生きてるだけで偉いのか？

以下、めちゃくちゃ個人的な見解になりますので、不快感を感じた方は即ブラウザバック推奨。

なかなか治らない難病とか、致命的な身体障害や精神障害と共存している人とか、そういう生きること自体が明らかに他の人たちよりも容易いことではない人たちには「生きてるだけで偉い」っていってもなんの違和感もないんですよ。個人的にはね。

健常者とか、ちょっとした病気とかあっても生きていることが当たり前になってる人たちにわざわざ「生きてるだけで偉い」なんて甘い言葉かけなくてもいいのかもな〜とか思っちゃうんです。

というのも、自分自身が「生きてるだけで偉い」といわれて違和感を抱いちゃったから。

ただの綺麗事に聞こえちゃうっていうか。本当に生きてるだけでえらいと思ってんの・・・？というのがぶっちゃけなところ。

ちょっと屁理屈じみたこといいますね。

じゃあ、　

死んだら偉くないのか？

不意に事故に遭ったりして死ぬこともある。そう思うと、偉いっていう表現はまた違うんじゃないか？死んだ人間は偉くないのか？えらいという表現はまた少し違ってくるのではないかと思う。

生きていることが当たり前の安定した生活下にいる人間は、さらにやらなければならないことが発生し、それを達成することではじめて「偉い」を習得できると思う。

つまり、「偉い」と言われるためのハードル設定が人によって変わってくるんじゃないか。

ここで少しだけ私の話をさせてください。

私は今自宅療養中の身です。それまでは仕事人間でした。夜遅くまでの残業は当たり前だったし、周りの人間との調和をはかるための立ち回りに必死だった。そのときの自分は明らかになにかしらの「偉い」を習得していました。しかしある日を境に仕事に全くやる気が湧かず、仕事を一気にサボるようになりました。これは偉いとは言い難いですよね。怠けているも同然ですから。でもそれまでの私は確実に偉かったんです。

そして今。全く仕事をしていません。

心の平穏を保ち、心身共に健康になるために毎日過ごしている状況です。一度は死を考えましたが、だからといって生きているだけで偉いとは思えないんですよね。生きていることが当たり前になっていて、死ぬことがないから生きているって感じ。ふわっとした感じで生きてます。

この今の状態の私には次のステップが求められると思っていて、例えば家事をするとかアクティブに行動してみるとか、自身の状態をよくするため且つ健常者に少しでも近い健康的な生活を求められている気がするんです。いきなり働けなんていわれても今は難しいですが、そうやって小さなことを達成していくことではじめて偉いを得られるような気がします。

生きていることがベース（当たり前）で、プラスなにかを成し遂げることで人ははじめて「偉い」を習得できるのだと思います。

自ら命を断つ人も、それまでは何かを成し遂げようとしたり、生きていることに必死だったと思うんですよね。そんな人たちを「偉くない」とは言えない。

しつこいようですが、この考え方は私の個人的なものであり、人様に押し付けるつもりはありません。

ただ、違和感を抱いた。それだけのことです。

あなたは生きているだけで偉いです。

そう言われて何を思いますか？ぶっちゃけ何も感じなくないですか？

私は「へぇ。」程度にしか思いません。

でも病気や障害や劣悪な環境と闘いながら生きている人は本当に偉いと思います。それだけ向き合うものがあるということだから。

生きていることが当たり前の人たちは、仕事ができたり家庭を守ることができたり、そういうことができていて、私は偉いと思います。私は今自分のことで必死なので他人のためになにかをできる人のことを本当に偉いと思うしすごいと思います。本当に心から！

偉いって結局は他人から評価されるより、自分で思えることが大きいのかなって思います。私のように自分に厳しい（のかはわからない）人間だとなかなか「偉い」を習得しづらいですが、日々なにか小さなことでも成し遂げることや生きていること自体を「偉い」と思える感性は尊いものだと思います。

自分のことを否定せず、偉いとまではいかなくても肯定できるような日々を過ごせるようになればな〜。そんな日がくることを願います。（努力しろ）

あなたの毎日に少しでも希望がうまれますように。本日はこれにてサヨナラ〜！