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【精神病かも‥発達障害かも‥】重病と自分を比較する必要はない【グレーゾーンの悩み】

こんにちは!

本題に入る前に少し話をさせてください。

一時期きなこにハマってたんですよ。きなこを食べてないと禁断症状が出たり、夜中に粉を貪っていたくらいには・・・。(笑)結局太ったのでやめることができたんですが、ある日友人の話を聞いてゾッとしました。

その友人は過去にギャンブル依存症でした。しかし「自分はただギャンブルをやっていただけで、依存症だとは思わなかった。」と。そんなことがあるのかと、ゾッとしたんです。依存症って治療がめちゃくちゃ難しいらしいんですよ。それを完全に断つしか方法がないらしくて。きなこに依存していたら(きなこ中毒?)めちゃくちゃしんどかっただろうな・・・と思いました。

 

「自分がそうだとは思わなかった。」ってよくあることだと思うんですよ。ちょっとした症状だから気にしてなかったのにひょんなことでお医者さんにみてもらったら病名がついたり。

 

 

 

発達障害かも、精神病かも、そういう方を私は「グレーゾーン」と呼んでいます。

グレーゾーンの人たちって典型的な型に当てはまらない分、自分が何者かわからないという苦しみが大きいと思うんです。

 

うつは心の病気と言われますが、心が風邪をひいている状態でもあるんです。風邪って気付きにくいし、風邪の中でも微熱と発熱、熱はないけど症状が長引いているとかいろいろあるじゃないですか。心の病気も同じなんです。気付きにくいし、同じ病名でも症状や程度が異なってくるもの。

喉が痛かったり鼻水が出たり風邪の初期症状が出ても「大したことない」と済ませてしまうことって多いですよね。仕事でいっぱいいっぱいになってたり自分のことを考える余裕がないと、自分に構っていられない場合も多いのではないでしょうか。

 

心の病、発達障害も同じようなことが当てはまります。

・精神病の診断されている

発達障害である

・医者にはいってないけど症状が出ている

上記のようなかたでも、実際に起きていることを見て見ぬフリしたり「大丈夫なのではないか」と判断してしまう人がよくいるんです。ちなみにこれ、非常に危険です。

   

風邪は自然と治癒していくものです。せきこむくらいでいちいち医者に行ってらんない!と、私なら思っちゃいますし・・・。

心の風邪と今ほど例に出した風邪の違いは、「放っておいて治るものではない」という点なんです。そして心の病気の難儀なところは「大丈夫な気がする」「まだいける」と思い込んでしまうところです。

 

 

 

 

 

なにもないのに涙が出るとかとてつもなく辛い気持ちになるとか、心がサインを出していることを自覚しているにもかかわらず「自分はまだ大丈夫なのではないか」「自分より辛い人がいる」と自分を軽くみてしまうかた、いませんか?なんとなくこの記事を読んで心当たりを覚えませんか?

もしくは、診断されているにもかかわらず「自分は本当はなんともないのではないか」と不安や辛さを感じていませんか?

私も毎日のように感じます。

 

 

 

 

私は医師から既に抑鬱状態とADHDの診断を受けていて自宅療養中。

これは事実なのですが、よく思うんです。「もう大丈夫なんじゃない?」と。親からも「元気になったね」と言われますし、大丈夫なのでは・・?と思うことがよくあります。本当に、よくあります。

 

倒れたあと自宅に戻ってきてからの私は幽霊のようでした。食べる気力も起きている気力もあまりなく、隙さえあれば床だろうがなんだろうが横になっていました。筋力が全然なく、体力も本当にない。運動もできたもんではありませんでした。しかし今は違います。外にでかけるのも前ほどエネルギーを使わなくなりましたし(そもそもあまり出かけないが)、実はさらに痩せたんですけど、確実に健康体です。帰ってきてすぐは何もせずにぼーっとしてたんですけど、こうしてブログを更新できるくらいにはなりました。

 

 

ここで先ほどの話に戻りますが、抑鬱状態の診断を受けて無職をしていると思うわけですよ。うつ病でも働いている人いるのに、私はこれでいいのか?」「本当は普通に働けるんじゃないか?」「甘えているだけではないか?もう治っているのでは?」

果たして自分はこれでいいのだろうか?こうしていていいのだろうか?何度も何度も自分に問いかけています。

そうすると堂々巡り。

 

私がもともと働いていた営業職はとても泥臭くて、私がどんなに頑張っても成果がなかなか得られない・・・多分、自分にあっていなかったんだと思います。周りよりも要領が悪かったから新卒時代は量より質で勝負してたけど、2年目になるとそうもいきませんでした。

こうして「働く」「社会人」ということにたいして一種のトラウマがうまれました。

以前働こうと思ったことがあるのですが、面接にいこうとするだけで動悸が止まりませんでした。面接を受けたあとはとんでもない消失感に襲われました。そのときは確信できました。「自分はまだ働けない」と。

 

 

 

ADHDの診断はされましたが軽度なものなので日常生活にはあまり影響しません。だから周りからは言われます。「発達障害じゃないと思うよ」と。しかし仕事をしていたときに痛感した、

・明らかに周りよりも劣っていたこと

・それでトラブルを頻繁に起こしたこと

・上司と折り合いがうまくつかなかったこと

・今までの人間関係に支障が出ていた

上記は間違いなく事実です。

 

医師から診断は出ているけれど、現在特に困っていないことに戸惑いが出ています。

 

抑うつ状態と診断されてから約3年が経とうとしています。私はうつ病ではないし双極性障害でもありません。「自分が何者かわからない」と自身が枠にはまらないことに辛さを感じたことが何度も何度もありました。まず抑うつなんて言葉、診断されるまで知りませんでしたからね!(笑)

人より傷つきやすい、落ち込みの頻度が多い、落ち込んだ時の落ち込み方が自分ではコントロールしきれない、微熱が出る等の自覚でなんとなくぼやっと「まだ完全治療はできてないんだなぁ」と思う程度。自分が精神障害だって意識では生活してないんですよ。

なんていうか、わからないんです。自分の今の状態が。不安です。

 

「自分が何者かわからない」ってこわいです。不安です。自分を何かの枠に当てはめたくなるのもわかります。

 

私たちはグレーゾーンだからこそ、どうしたらいいかわからない不安と闘っているんです。

 

 

お医者さんは診断書でも書くことがない限り、病名や患者の病症をはっきりと診断することが少ないんですよ。聞けばこたえてくれるかもしれませんが、精神障害/病気に関しては明らかな症状が目立っていない限り、「これ」とは言いづらいそうです。また、病名がわかっていても告知しないお医者さんもいるみたいです。(以前精神病のかたの漫画をみて知った)

 

 

 

私は働けるんじゃないか

診断結果に甘えているのではないか

自分を枠にはめたいだけではないか

もう大丈夫なのではないか

 

こんな風に思ってる人は私だけじゃないと思います。お気持ち、わかります。

でも、休めるのであれば休んでいいと思うのです。

 

人間って無力です。どうしようもない現実を受け入れていくことでしか前に進めない。でもそれって逆に、現実を受け入れてそれと共存していけば、うまく付き合っていけるってことなんですよね。

自分の生き方や人生を否定しないであげてほしい。グレーゾーンにいる人にとっての辛さはその人にしかわかりません。重度で悩む人と比べる必要はないのです。あなたはあなたなりに辛いのです。人の数だけ違う生きづらさや辛さが存在します。

その程度によって周りから比べられたり自分で比べたりしてしまい、苦しい思いをしていませんか?

 

 

自分をどうか他人と比べて頑張りすぎないでください。卑下しないでください。自分なんか、と思わないでください。

 

あなたはあなたなりの感情を持っていいんです。人生の主役は他人ではなく自分です。自分の状態を受け入れ、うまく付き合っていきましょう。私も練習中です。一緒に少しずつでいいから受け入れて前に進んでいきましょう。もちろん時には立ち止まってもいいんです。ずっと歩いてると疲れちゃいますから。

 

少しずつ。少しずつです。

 

 

 

あなたの毎日に少しでも希望がうまれますように。本日はこれにてサヨナラ〜!